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ピアノリサイタル

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こんにちは。またまたブログ、お久しぶりです。

街並みはもうすっかり、クリスマスですね。私の大好きな季節が、また今年もやってきました。

寒さの増す日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて日にちは少しさかのぼりますが…11月7日、豊中市立文化芸術センターにて、ピアノリサイタルをさせて頂きました。

この日の想いをブログに書いては消し、書いては消しを繰り返して、とても時間がかかってしまいました…。

自分のリアルの気持を言葉にするのってとても難しい…。そんなに大それたことではないのだけれど…根が音楽屋だからなのか、どこかいつも抽象的に生きている気がします・・・笑

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ピアノの試験は短距離走、リサイタルは長距離マラソン。若ければ若いほど気持ちや集中に波がくるから、それにどれだけ平静を装えるか、自分自身で対処できるか…。先生のレッスンで言われた言葉です。

道中何があっても決して、早く早く、とゴールを目指そうとしてはならない、という事。ゴール、ではなく、演奏している「たった今、この瞬間」に意識を出来るだけ集中させました。

同じようなプログラム編成で、普段ソロコンサートも演奏しているけれども…やはり小ホールといえども、「リサイタル」という場でのコンサートは、普段味わう事の無い、ピンと張りつめた空気感がありました。

よく、演奏中の微細な雑音で集中力がプツっときれて・・・という話を聞きます。プロであればそれにものともせず演奏しなければならない、そんな意見も聞こえてきそうだけれど、でもこれに限っては違う、と私は言いたいです。奏者のプロ意識とか、そういう一言では片付けられないものがある…。どれだけ頭に叩きこんだメロディーでも、「音」に集中していればしているほど、普段より敏感に耳センサーが反応してしまう…。

(頂いたお花達とプレゼント。とても可愛い。癒されました。)

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本番の前日は、練習はほどほどに、ゆっくり自分のコンディションを整えることが大事。頭では分かっていても、ゆっくり過ごそうとどんなに心がけていても、事務的な事でドタバタしたりとハプニングは付き物で、精神を落ち着かせることに必死だったり…。(必死になる事自体なんだか矛盾してるのだけど…。)どんなに準備をしたつもりでも人間なのだから完全ではなく、やはり色々とあるものです…。

 

今回は心斎橋のバーコンパスローズさんの主催、という事もあり、普通のリサイタルともちょっと違っていて、どのようなモチベーションで、どんなコンサートとして挑むべきか、というのも色々な葛藤がありました。

自分の中にある原点の想いは、ここまで演奏を続けてこれた事への感謝の気持ち。そこだけは見失わないように、自分でしっかりとその想いだけは持ち続けました。

本番は全身全霊、ピアノに想いを込めて…。普段ならあり得ないようなミスタッチも、もう小さな事は気にせずにだた、ただ本番は、ピアノに無我夢中だったような気がします。

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今回はクラシックに混じって、オリジナル曲も二曲、演奏させて頂きました。とても素敵なヴァイオリニストさんとドラマーさんにも、サポートいただきました。直前にも関わらず、快く引き受けてくださって、そして私の至らない語彙力の中(泣)、ちゃんと形にしてくださって…本当に本当に感謝です。

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そしてコンパスローズのマスターには、今回リサイタルをさせて頂くにあたって、本当に沢山、支援して頂きました。感謝してもしきれません。(面と向かって言うのは照れるので、ここで密かに綴っておこう。コソッ。)本当に有難うございます。

リサイタルを終えて改めて、沢山の人の温かい応援に支えられている事、自分一人では何も出来ない無力さ、そして、やっぱりピアノが大好きなのだという事を再確認しました。

演奏活動にただただ突っ走って来れた20代、よりは、体力も気力も少し落ち着いた30代となりそうですが…マイペースにこれからもピアノとともに生きてゆけたら、と思います(少し壮大な事をいってしまった…)

これからもどうぞ宜しくお願い致します。